インナーブランディングにパワポ動画が使われる訳
- 2020.04.22
- Tips of PowerPoint その他
- ブランディング, 動画
弊社の制作するパワポ動画の多くは、製品やサービスの紹介動画なのですが、最近増えているのがインナーブランディング動画のご依頼です。
インナーブランディングとは、社員に自社ブランドの価値や企業理念、ビジョンを理解させるために行う啓蒙活動のこと。社内の全員が自社ブランドの価値を共有し、企業への帰属意識を高めることが目的です。これによって個々の業務への取り組み姿勢が変わり、業務効率が改善、製品やサービスの品質向上へと波及していきます。
これまでも外部顧客向けのアウターブランディングは行われてきましたが、近年では、インナーブランディングを重要視する企業が増えてきているようです。
なぜ、インナーブランディングが注目されているのか?
背景としては、雇用が流動化し、転職という選択肢が身近にある中で、企業への帰属意識を醸成することが難しくなってきていることが挙げられます。帰属意識の低下は仕事に対するモチベーションを削ぎ、企業の生産性を低下させます。
これに加え、フレックスタイムやテレワークの導入のように勤務形態が変化したことで、社員間の連帯も希薄になり、「仲間意識」が薄れてしまいます。
モチベーション高く働いてもらうための環境を整え、社員の定着率を向上させ、優秀な人材の流出を食い止めるという点で、インナーブランディングは注目されているのです。
ではなぜ動画、それもパワポ動画?
忙しい社員にもリーチしやすい動画コンテンツ
これまでも、インナーブランディングやそれに類するものは、社内報やイントラサイトに掲載する方法がとられてきました。また、ブランディング担当部門が社内の部署をまわって社員向けセミナーを開いている企業もあります。
しかし、多くの社員は日々の忙しい業務の中で、社内報をじっくり読んでいる暇はありませんし、社内セミナーをスケジューリングする余裕もありません。
そのような中で、短い時間でより多くの情報を、豊かな表現性と共に伝えることのできる動画の特性が、社員へのリーチに適しているからです。短い時間に視聴できる動画なら、多忙な業務のスキマ時間でも、社員に負荷をかけずに見せることができます。
手軽なコストで導入できるモーショングラフィックス動画
そして、パワポ動画のメリットの一つは手軽なコストで始められることです。
企業のファンを醸成し、将来の顧客拡大へとつなげるアウターブランディングと異なり、直接的な利益を生まないインナーブランディングでは、コンテンツにかけられるコストも限られます。この点において、相対的に低コストであるパワポ動画は、インナーブランディング動画に適しています。弊社の場合、長さ3分程度の動画で、50~60万円程度の予算感で制作させていただくケースが多いです。
また、ブランドゆえに抽象的な概念を扱うため、映像撮影よりもモーショングラフィックスによる表現手法が用いられる事が多いのも、パワポ動画の特性に合っています。
働き方が変わるこれからの日本
インナーブランディングでは、社員が自社について理解を深め、企業の存在意義を理解すると共に、その目指す姿に共感し、組織の一員としての自身の役割を果たすモチベーションをアップさせます。
新型コロナの影響で日本でもテレワークが増加し、これからの働き方は大きく変わっていきます。それは「働き方改革」につながることでもありますが、同時に、個々の社員の仕事への取組み姿勢やモチベーションも変化し、企業・組織への帰属意識を考え直すことにもつながります。
このような状況下において、組織・人材を維持していくにはどうすべきか、この機会に、パワポ動画を活用して、自社のインナーブランディングに取り組まれてはいかがでしょうか。
PowerPointコンテンツのデザイン、承ります。
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